発行日:令和元年10月 発行者:株式会社カムラック(県庁前事業所) 旧カムラック通信
「誰にでも得意不得意はあるけれど、なんだかとても大変そう…」精神・発達障がい者を採用したものの、具体的にどう配慮すればいいのかわからない。意外なことで落ち込んでしまってびっくり。なかなか指示が伝わらない…。 高いスキルや能力を持つ人も多いと言われる精神・発達障がい者ですが、コミュニケーションに悩む上司の方もいらしゃるはず。 そのお悩み、カムラックにお任せください!解決のヒントをお教えします。
Q1:「こんなこと注意してよいのだろうか?」といつも悩んでしまいます。
障がいがあるから出来ないのではなく、これまで教えてくれる人がいなかったために「知らない」ことも多いです。なぜそうなのかという理由、具体的にはどのような行動をすればよいかということを合わせて伝えてください。
Q2:質問ばかりされて自分の 仕事がはかどりません…
質問のルールをあらかじめ決めておき、その都度積極的にフィードバックをしていくと、本人に自信も生まれるので質問は減少します。
Q3:発達障がいのある社員への指示だしのポイントを教えてください。
具体的であること、視覚的であること、簡潔であることがポイントです。
発達障がい者は、あいまいな表現の理解を苦手とする人が多く、会話の前後の文脈から相手の意図をくみ取ることも不得意であるため、職場での指示理解にズレが生じることが少なくありません。 視覚的な情報の方が理解し易い傾向があるため、図や写真を用いて作業手順を示すとよいです。
Q4:優先順位をつけるのが苦手な特性に配慮して一つひとつ仕事を依頼するのは負担。
障がいのある社員に指示を出す人を、一人に決める。
精神障がい者、発達障がい者の中には、優先順位をつけるのが苦手な人がいます。 一度に複数の仕事を指示されたり、作業中に他の仕事を依頼されたり、指示の仕方が異なる複数の人から依頼されたりすると、混乱してしまうこともあるからです。
Q5:ちょっとしたことで落ち込んでしまい仕事に 支障を来してしまう障がい者社員への対応は?
「大丈夫」「できている」ということを具体的、客観的に伝える。
精神障がいのある人の中には、些細なミスや、ミスの原因が本人に全くない場合であっても、自責の念に駆られ落ち込んでしまう特性があるからです。
障がい者雇用の「困った!」は種々様々。原因も、必ずしも職場にあるとは限りません。たとえば、生活の不安から仕事に集中できなくなってしまうケースもあります。とはいえどのように支援すれば良いのかわからない・・・とお悩みの方。カムラックグループでは、グループ内の各事業所や外部機関と連携し、日々の生活から就労まで、企業と障がい者が「一緒に働く環境づくり」をトータルサポートしています!
障がい者の生活を支援!
カムラック未来相談支援事業所
障がいのある方の希望する暮らしを一緒に考え、支援計画を作成。希望に沿った支援サービスや人を繋げ、地域とのより良い関係を築けるようサポートいたします。
就労準備を支援!
就労移行支援事業所 ホップ・ステップ・カムラック!
企業就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行っています。また、就職後に長く働いて頂くため、半年間の就労定着支援も行っています。
ComeLuck.Lab 就労継続支援A型事業所
実際の職務現場において、業務を通して訓練 を行う福祉的就労から企業就労への円滑な 移行をサポートしています。
企業の障がい者受け入れを支援!
障害者雇用基準認定協会
障がい者の就労継続率UP・戦力化のために、企業へ「障害者の採用・受け入れのマネジメントトレーニング」を提供しています。
スーパーカムラック
障がい者雇用のご相談や、講演、カムラックグループ外での障がい者就労以外の支援 ( 計画相談支援事業、ジョブコーチ等 )を行っています。
障がい者支援をもっと知るなら
書籍「ふくしごと」
カムラックから福祉の仕事の エッセイが発刊されます。
障がい者の就労継続率UP・戦力化のために、企業へ「障害者の採用・受け入れのマネジメントトレーニング」を提供しています。 福祉という仕事の特性上、どうしても「守り(利用者のリクエストに応えること)」に一生懸命になってしまいがちです。 しかし、本当に問題を解決し、未来を変えるには、 もっと大きな視点で対応した方が良い場合もあります。 そのような取り組みを知っていただいて、この本が「福祉の未来を自分たちで作る」きっかけとなって頂けたらと思います。 (著者 冨塚康成)
MiRanNe紙面版送付終了のお知らせ
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MiRanNe(カムラック通信)は、WEB 版との統合に伴い紙面版の送付は今号をもって終了させていただきます。今後、MiRanNeは最新のカムラックグループの取り組みや障がい者福祉に関わる情報により素早くより身近にアクセスできるWEBメディアにパワーアップします。更新情報はFacebookやTwitterにて告知いたします。ぜひご期待ください!
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