2019年11月18日
11月14日から16日の三日間、北九州市小倉北区の西日本総合展示場にて開催されました西日本国際福祉機器展に出展いたしました。
今回の出展は株式会社エクストラン様、株式会社オリズン様との合同出展という試みとなりました。
SMA(脊髄性筋萎縮症)という難病で通学や授業、行事ごとの参加に限りのある女の子のために少しでも多く参加させてあげたいという思いを持たれたオリズンさんの江口社長がロボットを制作することから話は始まります。江口社長がロボットを制作していくにあたり今度はエクストランさんのペット遠隔監視ロボット「ilbo(イルボ)」という商品を見つけエクストランさんの羽土さんとつながります。
そのお二人の取り組みに感銘を受けた弊社が今回の出展を打診し実現することとなりました。
「liberuka(リベルカ)」と命名したロボットはこうして開発、出展される運びとなります。
このliberukaという名前には二つの言葉の意味があります。Liber(リベル)はliberty (自由)の語源を表すラテン語。rukaは今回の話の元となる女の子の名前。この言葉を組み合わせて「liberuka」と命名されました。
るかちゃんは車椅子上での生活で手足を自由に動かすことができません。言葉もほとんど発することができません。そんなるかちゃんはパソコンを使ってテレビを見たり、授業を受けたり、さらに視線入力機能を使って会話や意思伝達を行っています。この視線入力機能を用いて、るかちゃんが自宅にいながら学校や外出先にいる「liberuka」を遠隔操作し景色を見て回ったり授業を受けたりすることができるというロボットが今回の出展商品(「liberuka」)ということです。
さて、ではカムラックはこの「liberuka」にどのように関わったのか?
実はこの 「liberuka」には るかちゃんの気持ちをキャラクターで表現できるアバター機能を備えています。そのキャラクターをるかちゃん本人をモデルにデザイン制作したのがカムラックの就労メンバーなのです。
カムラックのデザイナーがこのような素敵なお話に関わるということで実現したコラボレーション出展では、来場者の皆様のたくさんの笑顔に出会うことができました。るかちゃんもたくさん笑ってくれました。笑顔と感謝あふれるこのような機会に恵まれたことはとても光栄なことと感じました。
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