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「艦これ」ってこれからもっと流行りそう? メンバーさん記事

2014年に流行しそうなもの

 

「艦これ」ブームについて

 

2013年4月に始まり、特に後半、急速にネットで拡散してブーム化したものに「艦隊これくしょん(通称艦これ)」がある。

パソコンを使うのが基本の「ブラウザゲーム(ウェブブラウザがあれば遊べるゲームのこと。ソフトの内容や会員ごとのアカウント情報はサーバに保存されており、アプリをダウンロードする必要がない)」で、ゲームの内容は旧日本海軍の艦艇を擬人化・美少女化した「艦娘」と共に敵の艦艇(深海棲艦)を倒すというものだ。

開発は角川ゲームスが行い、配信・運用はDMM.comが担当している。

 

2014年初頭現在、会員数は150万人に達し、未だにゲームを始めるには抽選に受かる必要があり、艦これが特集された雑誌はことごとく完売するなど、ネットゲームの業界では「艦これ」を全く知らないのはもぐりと言われても仕方ないような状態である。実際、この会員数はスマートフォンにオフィシャル対応していないゲームとしては驚異的とされ、マイクロソフトが自社開発の新型タブレット端末「Surface Pro 2」でプレイしてほしいとアナウンスしたほどである。

ただ、今のところインターネットのごく一部でのブームに留まっていること、角川書店の関連会社である角川ゲームスが開発していることから、小説や漫画、アニメなどメディアミックス企画が進行中(一部発売済み)であり、今年には様々な場所での露出が期待できることから「2014年に流行しそうなもの」として取り上げることにした。

 

ゲームの内容について

 

ゲームは上に書いた通り、旧日本海軍の艦艇を擬人化・美少女化した「艦娘」と共に敵を倒すことが中心になり、プレイヤーは提督と呼ばれる。艦娘は建造・戦闘後の報酬などで手に入るが、この際基本的にお金はかからない。資源はいるが、ゲーム内の行動で増やすことができる。

プレイが「基本的に無料」のネットゲームは多いが、その多くは途中で課金しなければ先に進まなかったり、クリアの難易度が著しく上がったりするのだが、「艦これ」は時間をかければクリアできる仕様になっており(むしろプレイヤーの運に左右される)、課金しないと入手できないアイテム・艦娘・機能は基本的に存在しない。課金要素は時間を短縮するなど「ゲームを幾らか有利に進める」ためのものとなっている。

キャラクターである艦娘の設定が好評の一因で、いずれもそれなりにかわいいほか、ゲーム中に彼女たちが発するセリフや基本的な性格には、史実を相当に調べた(デフォルメや誇張が加えられていることもあるが)跡が見受けられ、ゲーム上の戦いも歴史上(第二次世界大戦が中心)の海戦を踏まえたものが多い。百隻以上ある艦艇の一隻ごとに固有の艦娘がいるので、全員揃えようと思ったらそれなりに時間がかかる。

更に、艦娘たちは敵との戦いで受けたダメージが一定の値を超えると「轟沈」する。キャラクター/個体としては完全に失われ、同型艦を一から育てなおすことはできるが、轟沈した彼女たちを復活させることはできない。これもまた、ある意味で艦娘に愛着を生む一因となっている。

 

「2014年の流行」としての艦これ

 

2014年、艦これに関して期待できそうなのは、まず上述したようなメディアミックスによる一般化と更なるブームである。

特にアニメ化によって、毎日ゲームをやっている余裕のない層に認知が広がれば、キャラクターグッズの販売や漫画・小説へのフィードバック、果てはコンビニ店頭でのコラボ商品の発売など、幅広い層への波及が認められるようになるだろう。

 

その中には当然、ミリタリー(軍事関係)の趣味も含まれる。例えば、旧日本海軍の艦艇は、プラモデルになっているものが多い。こうしたプラモデルの販売促進として、小売店の判断でそれぞれの艦娘のイラストを張り付けたものが散見されるようになっており、これが出荷段階から印刷されるようになるかもしれない。

その他、旧日本海軍に関する書籍の売り上げも増えると予測され、艦これと提携したものが出ればかなりの売り上げが出るかもしれない。

 

また、艦娘たちの元になっている艦艇には、「ゆかりの地」がある場合が多い。それらの場所に「聖地巡礼」と称して訪れるプレイヤー・ファンも増えてきており、今後はそうした方面でのコラボレーションも期待できるだろう。上述のコンビニ商品と組み合わせたコラボなど、人気が出るかもしれない。

 

最後に

 

今年も人気が続きそうな「艦これ」であるが、落とし穴もある。アニメの出来がよくなければ人気が早々に下り坂になる可能性もあるし、そろそろ艦これと似たコンセプト(設定はリアルで課金要素少な目、美少女のイメージキャラクターをつけるなど)のゲームが現れても不思議ではない。

もちろん、艦これ運営側も、ゲーム内におけるイベントの追加や新たな艦娘の投入などを行うだろうが、古参ユーザーの一部には飽きも見られ始めており、その対策も含めた盛り上がりの維持が、2014年の艦これブームの成否を決定づけることになるだろう。


 

 


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