「障がい者就労継続支援A型事業」につきまして私が思うこと
「障がい者就労継続支援A型事業」につきましては、私はあまり詳しくはないのですが、私が知っている差し障りのない範囲で記述します。
「障がい者就労継続支援A型事業」は、「障がい者自立支援法」というものが数年前に施行されて、それまであまり整備されていなかった障がい者への施策が、ある程度、制度化・整備化されたものと理解します。
私は、この件「障がい者就労継続支援A型事業」を4つの方向から理解します。
1つは、それまで作業所や授産施設などと呼ばれていた視点からの理解。
1つは、企業などの障がい者雇用という視点からです。
1つは、一般就労という視点です。
1つは、働かない、または働けないという視点です。
まず、「障がい者就労継続支援A型事業」の特徴の1つは、労働基準法が適用される(または、それに準ずる)ということだと私は理解しています。
最低賃金以上の適用や、その他の労働条件も、雇用される側の人たちには適用されているのではないでしょうか。
企業などの障がい者雇用は、当然、労働基準法が適用されるでしょうが、それまで作業所や授産施設などと呼ばれていた施設では、労働基準法の適用はされておらず、最低賃金以下の就労が普通のようです。
企業などの障がい者雇用で働ければよいでしょうが(それは、それなりの事情もあるでしょうが…)、企業などの障がい者雇用は、障害者雇用率というものがあり、雇用率を守らずに罰金などを払ったり、適当に済ませている企業も複数あるというのが現実のようです。
一般企業で障がい(ハンディーキャップ)などを持ちながら働くには、当然、雇用されて、一般の健康な人たちとハンディーを抱えながら働かなければなりません。
就職できたとしても、それは、それなりに大変なこともあるでしょう。
一般就労や企業などの障がい者就労に属さなかったり漏れてしまう方々もたくさんいらっしゃいます。
そのような方々の受け皿の1つとして、B型の施設など(以前の作業所や授産施設など)があるとも言えると思いますが、最低賃金以下の作業のところが多く、能力が高い人や、お金を稼ぎたい人にとっては満足できない施設かもしれません。
そのような訳でして、つまり、これまでは、ラッキーな一般就労や企業などの障害者就労を除けば、ハンディーがあっても、ある程度の就労能力がある人たちの受け皿となるようなちょうど良い職場があまり存在しなかったとも言えるでしょう。
このカムラックでも、PC・ITなどの能力の高い方々がたくさん働かれています。
遠方からはるばる通われていらっしゃる方たちも何人かいらっしゃるようですので、就労継続支援A型のカムラックのような事業所が九州には、まだほとんど存在しない先駆的な事業であるとも言えるでしょう。
そのような意味からも、「障がい者就労継続支援A型事業」の今後の展開と、それをPC・IT事業でやっています先駆的なカムラックのこれからが楽しみですし、一従業員としまして、こうご期待くださいと言えると思います!
今回は、これで終わりです