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サッカーワールドカップについて

今年はサッカーワールドカップの年。
開催国はブラジル。
 
4年に一度の国際的イベントだ。
オリンピックが商業化されたと言われる1984年のロス開催以降でもサッカーワールドカップの観客動員数には敵わない。
 
優勝国を見ても
ブラジル5回
イタリア4回
西ドイツ3回(統一されてからは優勝していない)
アルゼンチン2回
ウルグアイ2回
イングランド、スペイン、フランス1回の8か国。
 
ちなみにイングランドは1966年の自国開催が初出場、何故?それまで出なかったか?というのは、サッカーの母国のイングランドが一番強いに決まっているのに世界一を決める大会に出る必要はないというイングランド協会が考えていたという説がある。
 
そしてイギリスという国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド北アイルランドの4つのカントリーからなる立憲君主制国家だが、ワールドカップにはそれぞれのカントリー単位で出場の権利がある。
 
今までオリンピックには様々な競技でイギリスとして参加していたが、サッカー競技には出ていなかった。ロンドンオリンピックに初めて『イギリス』という単位で出場。
 
今年は、果たしてメッシの大会と呼ばれる大会になるだろうか?そうなってほしい願望はある。
かつてのマラドーナのように・・・。
バロンドールを何度獲得しようが、やはりワールドカップで活躍してこそだと思う。
だから、マラドーナとメッシを比べるのはまだまだだと思っている。
それほど威厳のある大会だったと思う。
 
前回の優勝国スペインと準優勝国オランダが大会グループリーグの初戦から当たるというのは見ものだと思う。
 
僕はオランダ代表の大ファンである。
もちろん、日本代表も応援しているけどね。
 
2002年日韓開催、オランダのオフィシャルユニフォームを早い時期から買っていて、どこで試合があろうとも観戦に行くつもりだった。
しかし・・・。
ヨーロッパ予選で負けてしまった。パトリック・クライファート(1995年アヤックスのフォワードとしてトヨタカップに18歳で来た時以来の大ファン♪)を生で見るチャンスが消えてしまったのだ。
あの時のオランダは優勝できるメンバーが揃っていただけに忸怩たる思いをしたのを記憶している。
いまだに僕は、ファン・ハール監督を許していない(ちなみにファン・ハールの来季マンUの監督が決まったようだ)。
そのファン・ハールが、今大会オランダ代表を率いているというのも不思議な感じがする。
 
オランダはタレント軍団と昔から評される。
かつては、サッカーのシステム自体を変えたと言われるヨハン・クライフを初め、80年代〜90年代にかけてはACミランをでセリエAを席巻
したルート・フリット、マルコ・ファン・バステン、フランク・ライカールト、クーマン。
90年代後半〜2000代は、デニス・ベルカンプ、パトリック・クライファート、フィリップ・コクー、オフェルマウス、デブール兄弟、エド
ガー・ダービッツ、クラレンス・セードルフ(現ACミラン監督、本田に対しては高い評価をしているらしい)。
しかし・・・。
ワールドカップでの優勝はまだない。
準優勝3回。
 
ってオランダの話になると止まらなくなるのでこれくらいにして・・・。
 
今大会も注目選手は多い。
 
前述のメッシは言わずもがな、イングランドのジェラード、ランパート、ブラジルのネイマール、グスタポ(まあ、ブラジルは殆どの選手、注目に値するのだろうが・・・。)、イタリアのバロテッリ、ピルロ、スペインのシャビ、イニエスタ、ポルトガルのクリスチャーノ・ロナウド、オランダのロッペン、ファン・
ペルシー、スナイデル・・・。
名前を挙げたらきりがないほどだ。
 
今大会も素晴らしい試合が繰り広げられるだろう。
と思う・・・。
 
で、近年のワールドカップを観ていて感じることがある。
正直、ちょっとつまらない。
意義を唱える方は多いとは思うが・・・。確かに選手のレベルは上がっているんだと思うし、プレイの質も高まっているのだろう。
 
いつごろからだろうかと考えてみた。
恐らく2002年日韓大会、2006年ドイツ大会くらいからなんだと思う。
 
大きく三つの理由が考えられると思う。
・東西冷戦の終結
・ネットの普及(情報の流出?)
・ボスマン判決
 
僕は1978年のアルゼンチン大会から観ている。
この大会は軍事政権下に置かれる国での開催ということで、優勝候補に名を挙げられていたオランダのエース、ヨハン・クライフが『治安が悪い国には行きたくない』発言で代表を辞退した。
優勝は、アルゼンチン、準優勝は皮肉なことにオランダ・・・。
この年のアルゼンチンのマリオ・ケンペスに強烈なイメージを抱いた。当時、日本で有名なサッカー選手といえば、ヤンマーの釜本さんくらいしか知らなかったしね。
それでも、マラドーナのインパクトには敵わないかな?これは自分自身の年齢のせいもあると思う。
 
いかん、また話が逸れてきている(汗)。
 
以前は、国の威信をかけた大会ということで、凄まじいくらい選手のモチベーションが高かった気がしたし、それぞれの国のサッカースタイルに特色がみられたと思う。
なんせ、どれだけ優勝が難しいのかというのは、前述の合わせて8か国しか優勝経験がないのだから・・・。
 
よく言われてた。
 
個人技に優れた南米サッカー(ブラジル、アルゼンチン)
ゲルマン魂、根性のドイツ!!
魅せる華麗なるサッカーのフランスカテナチオ【鍵をかけるという意味のディフェンス重視】(守って守ってパス一本で1-0で勝つ!)のイタリアトータルフットボール(全員攻撃全員守備)のオランダ、無敵艦隊スペイン(前評判だけがいつも高く、完成され言われ優勝したのが前回、2010年南アフリカ大会)など。
 
かつてイタリア人は『1-0』で勝つのが一番素晴らしいと言い、それに対してオランダ人は『1-0の退屈な試合をして勝より3-4で負けた方がいい』とまで言ったほど国の特性があったように思う。
 
そして国のモチベーション。
1982年スペイン大会、フォークランド紛争の後だった為、イングランドvsアルゼンチン戦は凄まじかった。
1990年イタリア大会、ヨーロパの古い歴史(第一次世界大戦などから)、そして過去の大会での遺恨?からか、西ドイツvsオランダの試合も凄まじかった。
1994年アメリカ大会、湾岸戦争後の大会でイラクがアメリカに勝った時の狂喜乱舞は未だに記憶に残っている。
南米の選手は、貧しさから抜け出すため、ワールドカップで活躍しヨーロッパのチームに高いお金で引き抜いてもらうという目的があった。
 
こういう書き方をすれば、差別的で、政治の為の試合と非難される方もいらっしゃるかもしれない。
断っておくが、僕は何より平和主義者であり、スポーツを政治と結びつけちゃいけないとは思っている。
 
それでも、今のワールドカップサッカーはレベルは高いが面白みに欠けると思う。
 
その理由として先に述べた三つの理由だと考えたわけだ。
 
・東西冷戦の終結
少なからず、命を懸けた大会の様相は変わったと思う。
これは逆にワールドカップサッカーというスポーツを通して世界平和に貢献しているのかな?なんて思ったりする。それでもセルジオ越後氏が言うように『ワールドカップは戦争だ』という考えを持った人は少なからすいるんだと思うし、今でも(1994年のことだが、コロンビア代表の選手がアメリカ大会でオウンゴールをしてしまって帰国後にファンに射殺されるという事件は衝撃だった)、国によっては、特別の思いを込めて送り出す政治指導者はいるのは否めない。
 
・ネットの普及
1995年くらいからだったと思うが、ネットが普及し始め、各国のデータ、情報、映像が簡単に手に入るようになったことだと思う。もちろんそれ以前にも各国のビデオなどを入手し、相手を分析し、戦術を考えるということは行われたと思うが、より急速にリアルに選手、チームの情報が入るよ うになった。
 
・ボスマン判決
これは非常に大きな理由だと考えている。
簡単に言うとこの判決によってユーロ間の外国人枠(ユーロ圏以外が外国人枠、日本人なども)が撤廃された形になっている。というかなっている。
職業選択の自由という意味から納得できないわけではないが・・・。
例えば、以前は各国のヨーロッパのリーグに外国人枠があり(確か3人)、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、セリエA(イタリア)、プレミア・リーグ(イングランド)、ブンデス・リーガ(ドイツ)、エール・ディビジ(オランダ)、ディビジョン・アン(フランス)に他の国の選手は3人までしか出場できなかった。例えばイタリアのACミランに外国人の内訳がブラジル人、オランダ人、アルゼンチン人という風に・・・。
それがユーロ圏の移動が自由になったことで外国人枠はほぼ南米選手に割り当てられた。
それによって、2001-2002シーズンだったと思うが、FCバルセロナの先発メンバー11人のうち8人がオランダ人という試合すらあった。この時の監督はファン・ハールなのだが・・・。
何が言いたいのかというと、それぞれの特性を持った選手が、どういう技術をもっているかなど、生身で感じ、スタイルもどの国も変わらなくなってきて、国よりチーム偏向(移籍金の高騰にも繋がっている)という現象が強まっていったのは否めない。
稼げるのだから・・・。
各リーグで多くの国の選手が一緒にプレイすることで、いつのまにか、技術レベルが均一化しているように思えてしまう。
技術の横滑りというか、どの国も大して変わらないスタイルになってきたように感じる。
 
だから、チャンピオンズリーグや各国のリーグは栄えているのかもしれない。
常に贔屓のチームの好きな選手が観れる確率は高まっているのだから・・・。
 
と、ただ単にワールドカップが開かれるという見方から違った角度で考えてみた。
 
そうは言っても、楽しみで仕方ないのは事実なんですけどね(汗)。
優勝は開催国のブラジルが可能性は高いだろうけど、素晴らしいサッカー、特に攻撃的なボールを支配するサッカーが好きだな。
なんせ南米で行われた大会でヨーロッパの国が優勝したことはないのだから・・・。
 
冒頭に言ったようにメッシの大会になってほしい気もするし、本文で書いてきた主旨には反するかもしれないが、各国独自のサッカーで力を出し尽くす試合を期待したい。
それと生まれ変わったイタリアがどんなサッカーをするのか非常に楽しみだ。
今まで、ディフェンス重視で大嫌いだったイタリアが、2012年の欧州選手権では攻撃的に変わり、一番魅力的なサッカーをしていたからね。
 
開催まで3週間ほどかな?
 
なんだかんだ言って楽しみなのだ♪
 
 

 

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