一人や一社だけで悩まないで
労働人口減少による国の財政的な課題の影響で就労継続支援業界もプロセスよりより結果を求められるようになりました。
例えば就労継続支援A型での数年前までの行政による実地指導は利用者さんへの支援記録を中心とした監査でしたが、ここ数年はお仕事による外部収入や利用者さんへ支払われるお給料、就職実績から入ります。
またそこが基準となり国からの報酬単価が決まっていきます。
できてない事業者が悪いのではなく、我々業界における事業者への役割が変わってきたのだと認識しています。
すごく極端に言えば事業者は障害者を抱えるだけで国からお金をもらえる、利用者は事業所に通うだけで仕事らしい仕事をせずともお金がもらえる時代が崩壊しつつあるということです。
お仕事を発注する側にも同じことが言えます。
就労支援事業者は自身の営業力の無さで障害者の労働力を安売りし善意という偽善のもとに「彼はらはお金よりもやることがあればいいんです、喜ぶのです」と言って低単価のお仕事を取ってきた経緯があります。
むしろ彼らが単価を落として来たと言ってもいいでしょう。
発注する側も結局は善意を建前にして安いから発注していた節があるのではないでしょうか。
そんななか、水面下で経営難に陥っている事業所が実はたくさんあります。
我々カムラックググループはそんな事業所さんからの相談を受けて事業所の立て直しに協力する事業も行っています。
ただ、これには条件があります。
経営者の方が利用者さんとスタッフの今後の雇用の維持を第一に考える方に限ります。
沈む船に例えるとまず最初に乗客を逃し、次に船員を逃し、最後に逃げれるなら自身が逃げる覚悟を持たれた経営者に限りその姿勢に感銘を受け全力でお手伝いしています。
先日も障害者雇用と障害者就労支援施設との共存に前向きな企業様と経営の厳しい就労継続支援事業所との間を取り持ち年間千数百万の帯の仕事を決めて来ました。
数年後そこの利用者さんは全員そこの社員になります。
これはあくまでも一例ですが、我々カムラックグループは自社さえ良いという考えはなく、就労支援業界全体の時代にあった質の向上やサステナブルな社会、ボーダレスな社会の構築に向けて貢献できるよう活動しています。
とは言え商売や人の行動には山谷があります。
うちも他所のことを言えません。
みんなで支え合っていきましょう!!
何かございましたらお気軽にご相談ください。
そして私は会社の通常運営は社員の皆さんに任せてこんなことばかりさせてもらっています
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