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福岡の放課後デイサービスの事業者が不正受給のニュースを読んで

こういうのは内部告発が多いのかな。

不正はよくないしやったら駄目なのは当たり前。

ただ、有資格者の配置義務といった厳しいルールも不正の温床になっているひとつだと思う。

特に児童系は若い有資格者が比較的多く見受けられるが、結婚され子供を授かることはこの国にとっても大変ありがたいはずなのことなのに一人でも抜けてしまうと減算や場合によっては運営認可が取り消される。

うちもスタッフが子供を授かって喜ばしいことなのに、産休に際し「会社に迷惑をかけてすみません」と言ってくる。

そして事業者は人材紹介企業に百数十万の手数料を払って有資格者を獲得する、また人が辞めたり産休に入る、紹介企業に金を払うの繰り返し。

事業所運営費用が圧迫する、不正…みたいな流れが簡単に想像できる。(今回の件が必ずしもそれだとは限らないですが)

国は人材紹介企業を儲けさせたいのかと思ってしまう。

子供達を支援するはずの国のお金が事業所を通じて人材紹介事業者に大量に流れているんじゃないかな。

人材紹介に何十万、百何十万支払うくらいなら直接雇用で入社ボーナスを払いたいくらいだ。

とはいえ私も一件一件事業所探すより紹介会社のドア叩くよな。

まぁ過去事故が多かったのもあって有資格者配置の条件が厳しくなったのも背景だし。

児童だけではなく、就労継続支援のサビ管問題も同じ。

こっちは老老介護とか、法定雇用率増による企業がそういった資格人材を雇用する流れもあり業界離れすら進んでおり、業界の活躍人材減少の危機的な状況になりつつある。

結果いちばん困るのは当事者。

当事者のための法律や制度が結果当事者を苦しめる。

資格人材配置の急速な規制緩和が求められる。

不正はあかんは大前提。

今回の件も擁護した投稿ではない。

あくまでも仕組みから生まれている原因を例にあげて私なりに推測して分析してみただけ。

役所の対応は正しい。

彼らのために不正は仕方ないなんていう自己満足な正義感はない。
悪魔の実は食べたらダメ。


 

 


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