これは私が実際に体験したことです。
大学入学後二日目、私は地下鉄電車内の長椅子の隣で知らない男性が私の名前を言いました。
何か変わったオーラがありました。
男性は前日に私のすぐ後ろに座っていたらしく、名前はA君だそうです。
私は出身中学校を聞かれたので答えました。
するとA君の口から、私が昔よく遊んでいたB君という名前が出て来ました。
B君と同じ高校で友人だったそうです。
B君はとても優しいのですが、すぐドタキャンをするということを、高校時代からずっと友人のC君から聞いています。
数か月後私は通学中B君に会いました。
A君と同じクラスであることも話しました。
さらに数か月後、私はB君とよく話すようになり、私はA君から誘われるようになりました。
しかし、なぜか彼は必ずドタキャンをするのです。ドタキャンをしなかったことがありません。
人柄は良いので仲良く話したりはするが、誘いのメールは断るようにしました。
そして、同窓会の時、再びB君に会いました。
B君がA君との交流はどうか聞いてきました。
私はとっさに頭が回転し、「ドタキャンするから嫌」と答えました。
さらに、我に返ったように「ドタキャンすることは悪いことだよね。」と同意を得るような言い方をしました。
B君はあたかも自分のことを考えているかのように、「ドタキャンかぁ」と頭を下げて変な顔で言いました。
私は心の中で少し笑いました。
私はB君がドタキャンする人であることを知っていて、そのようなことを言ったということです。