あがり症についてpart2
前回の記事で「対人緊張について」を書きましたが、今回はpart2として、あがり症を記述します。
日本人は、他の国々の人たちと比べて、恥ずかしがり屋さん(シャイ)が多い恥の文化と言われる。
単一民族の島国なので、例えば米国などの多国籍の人たちと比べると、常識というものを重んじる。
常識から外れてしまうと、恥をかく・恥ずかしい思いをすることが多々あるようです。
当然、恥・恥ずかしがり屋と、あがり症は関連します。
「対人恐怖症」というものは、日本特有のものであるといわれたこともあります。
あがり症・社会/社交不安障害になる人は、日本では10%前後です。
それに、恥ずかしがり屋(シャイ)だとか内気な人などの、あがり症に関係する人たちを含めると、相当な割合になるでしょう。
以前の記事にも書きましたが、私は高校の頃、あがり症の赤面症になり、それから十数年苦悩しましたが、30歳くらいで、あがり症がほぼ治りました。
しかし、二十歳の頃からずっと今現在まで軽めの安定剤(緊張や不安を緩和する薬)と眠剤の服薬は続けています。
なぜ、服薬がやめられないのかと言いますと、ひとつは、私の処方薬に依存性があるためです。
今までに何度か服薬を止めようと試しましたが、離脱症状(禁断症状のようなもの)が現れて、とても苦しい状態になり、薬物療法を止めることができません。
脳が薬に慣れてしまっているのでしょう。
このような薬物療法をやめるには、脳が反応しないように少しずつ薬を減らさないといけないようです(私の場合は、処方薬を少しずつ減らすことで、最終的に薬をなくすこともできると思われます)。
それに問題は、逃げ口実などではなく、薬物療法を止めて症状が再発しなければよいのですが、強いストレスなどを受けて、あがり症が再発しないかという問題があります。
これは、あがり症などによくある事実ですが、現に薬を服用せずに社会生活を営んでいる、あがり症の人たちもたくさんいます。
あがり症は、性格的な事も絡んでいますから、治りにくい問題でして、一生良くならずに人生を送る人たちもたくさんいます。
私なんかは、30歳くらいで、あがり症がほとんど治ってしまうという、とても珍しいケースです(薬物療法は続けていますが、ここまでよくなる例は稀です)。
神経質症(あがり症などは、神経質が元になっているという理論もあります)の人たちの森田療法理論というものを使ったグループの『生活の○○会』に行っても、神経質が治る例は稀です。
よく、なんたらが治りますというキャッチフレーズで、お金を取るところもありますので、騙されないように気を付けてください。
私も、催眠療法で治るということで、催眠療法を30万円もかけてやりましたが、ほとんど効果なしで、お金をドブに捨てたようなものでした。
他にも、病院以外で、民間の心理療法や、ヨガとか整体とか、お金をけっこうかけてやりましたが、ほとんど効果がありませんでした。
あがり症も含めて、このような問題を抱える人たちは、とても苦しい人が多いですから、何とかして治りたいと思うものです。
一応、そんなことを経験した先輩として言っておきますが、営利目当てでやっている民間療法などは、やらないほうがいいですよ。
ちゃんとした医療機関にかかるほうが良いですよ、現在は、社会/社交不安障害に効果的なSSRIなどの薬品も病院で処方できるようになっていますので。
福岡にも、社会/社交不安障害の治療を得意とするドクター・病院もあります。
次のサイトは、ちゃんとしたサイトですので、参考として掲載します。
とにかく、あがり症を20年近くもやってますと、それに関するネタも色々あるわけでして、関係ない人には申し訳ありませんが、私自身の人生の問題でもありますし、関係する人たちも結構いらっしゃるわけですので、何かの参考にでもなればと思います。
今回は、これにて終わります。
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