パワーゲーム
セクラテス
私は、A型事業所で働くのは初めてですし、自立支援法は良く知らないので、A型事業所が如何なるものであるのか良くわかりません。
ですから、A型事業所に関する正解はわかりませんので、私が思うことをなんとなく書いてみようと思います。
A型事業所は、二つの側面があると思います。
ひとつは、福祉的側面と、もう一つは企業的側面です。
福祉的側面とは、障がい者に対する福祉的な側面の事です。
企業的側面とは、利益を追求するという企業的な側面です。
A型事業所というものは、完全な福祉施設ではないし、完全な一般企業でもないようです。
普通の一般企業ですと、社員間の競争などがあって当然なのですが、A型事業所は一般企業ではありません。
A型事業所には、障がいがあって、働く場所がなくて来てる人たちもいることでしょう。
そのようなハンディーキャップがあるかたたちに、一般企業の競争や、やり方を用いると、付いていけなくて脱落してゆく方たちも出てくることでしょう。
かと言って、学校でもありません。
話は変わりますが、人間はとかく、他人より優位に立ちたがるもので、そのような本能が遺伝子にそなわっているのでしょう。
それを理性的にうまくコントロールしているのかもしれません。
他人より優位に立ちたいというような気持ちや争いなどは、上手に活かせば悪いものではないと思いますし、現に一般企業などでは使われています。
ですが、TPO(時間・場所・場合)などをわきまえずにやってしまうと、悪いトラブルの要因にもなりかねません。
それには、「パワーゲーム」という心理学的な言葉・概念が関係していると思います。
心理学的な「パワーゲームとは、簡単に言えば主導権を握りたいとして行う駆け引きです。
大きなものは国家間のパワーゲームであり、小さなものは家庭の中での夫妻や親子の関係です。
会社に行けば、上司と部下、そしてまたその上司と部下、(同僚と同僚)、それから会社と会社の間のパワーゲームが存在します。
このようなパワーゲームに自分が取り込まれてしまうと、いつのまにか罠にはまり込んでしまいます。
しかしそれに気づき始めたときには抜けるのも地獄、抜けないでいるのも地獄ということになりかねません。」(『パワーゲームにとりこまれないこと』より引用)
このような悪いトラブルにならないように、他人より優位に立ちたいというような気持ちに対処して行きたいと思います。
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