先週開催されましたユーオス(UOS)九州支部オープンセミナーでは弊社カムラックの紹介と、一部の事業所の不正でいろいろと誤解のある障がい者就労支援事業の仕組みと実態を私のわかる範囲でご説明させていただきました。
そう言えば以前、就労継続支援事業所ばかりを専門に顧問契約してる方が会社に来られ、弊社の労働時間が6時間以上と聞いてびっくりされてました。
弊社の様に一日6時間以上の労働時間だと週30時間を超えますので社会保険が発生します。
この時点で外部収入(売上)のない事業所だと一転赤字に転がり、毎月支給される給付金のみでは成り立たないモデルになります。
この業界、すべての事業所がそうでないと思いますが、外部収入に依存しなくても現状の仕組みだと、やり方次第でやっていけるという実態があります。
今回の不正は勤務日数の水増し(労働時間ではない)や、障がい者の労働時間を少なくさせて給付金と支払賃金の差を広げて「利ざや」を稼ぐというものでした。
弊社はクライアントから一人月という単価でお仕事をいただいています。
メンバーが休まれたら困りますし、数時間で帰られても困ります。
メンバーの体調管理には特に気を使っています。
報道された不正をした会社が行った事と真逆ですね…
また、自立をしたい障がい者の方がどんなに頑張ろうとしても一日4時間までしか働けないというのもいかがなもんでしょうか。
それも本人の身体の都合ではなく会社の都合で…
(注)一日4時間労働だと週30時間以下になり社会保険の適応外になる。但し、障がい者は4時間以上働けない。
実際4時間までしか身体的にも能力的にも厳しいという方もたくさんいらっしゃいます。そういう方たちのために4時間の事業所も必要であるということと、本気で取り組まれてる事業所もたくさんあるということを付け加えさせていただきます。
障がい者の雇用拡大と自立の支援に真面目に真剣に取り組んでいる事業所ほど経営が厳しというか不利的状況であるのを知っていただければ幸いです。
私たちがこの仕組みで生き抜いていくために自らやれることは成長しかない。
以上。
カムラックあんしんラボ呉服町事業所では、障がい者の方がパソコンを活用し、ホームページ制作、コンピュータグラフィック、デザイン、データ入力、名刺作成、アプリケーションやソフトウェアの開発・動作確認、施工図作成、ITを活用した手話サービス等、パソコン軽作業から各種プログラム開発まで幅広いお仕事をしています。
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