皆様は透析って言葉は知っていると思いますが内容はあんまり理解が出来ない人が多いと思います。
透析患者は他の障害と理解や知名度が少ないため見た目では分かりません…どんな治療方法があるのかなぁ?っていろんな疑問があると思います。
私も今までそんな風に見られて「どこが悪いの?」って言われイヤな思いもしました。少しでも理解や知識があればうまく透析をやりながら仕事やプライベートも楽しめます。
<透析って何>
腎臓の働きが10%以下になると、血液のろ過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなってしまいます。そのような場合に、人工的に血液の浄化を行うのが、透析療法なのです。人の身体には腎臓二つありまして、一つでも腎臓の機能は働きますが私の場合は生後何ヶ月で二つの腎臓が機能しなくなり腹膜透析を始め小学校に上がる前に血液透析を始めました。
〈透析になる前の症状〉
■ 慢性腎不全とは
何らかの原因によって腎臓が障害を受けて働きが落ちてくると、尿が造られなくなります。
徐々に体の中に毒素がたまり尿も減少し、ついにまったく出なくなります。
このような状態を慢性腎不全といいます。
慢性腎不全になると、尿毒症と呼ばれる次のような症状が現れます。
・顔色が悪い
・尿毒症症状=しびれ、全身倦怠感(だるい)、食欲不振、吐き気、
嘔吐、頭痛
・体の水分増加=うっ血性心不全、肺水腫(息苦しい)、浮腫(むくみ)
このように、腎臓の働きが悪くなり、慢性腎不全になると透析を受けなければ生命の維持に支障をきたすようになります。
<透析療法には2種類があります>
<血液透析>
血液透析は、血管(シャント)に2本の針を刺し、血液を体外に導き人工腎臓(ダイアライザー)を通じ、きれいな血液にして体に戻す操作です。
これは、腎臓を治す手段ではなく、あくまでも働きが悪くなった腎臓の代わりに体の中の毒素や余分な水分を取り除く治療で、患者さんによって透析時間は異なりますが、およそ4〜5時間を週に2〜3回行います。
血液透析を始めると患者さんによっては、吐き気、頭痛、血圧の変化等の症状が一時的に起こることがありますが、次第によくなりまた尿毒症の症状が少しずつ良くなってきますが、血液透析を続けなければなりません。
血液透析を行うときは、1分間に約200mlの血液を体の外に出して人工肝臓に送らなければなりません。そのためには、動脈を皮膚の表面にある静脈につないで、血液の流れを豊富にし静脈を育てる必要があり、そのため動脈と静脈をつないだ状態をシャントと言いほとんどの場合は、利き腕の反対側の手首につくります。
<腹膜透析>
腹膜透析を始めるには、まず腹腔内にカテーテルを留置する手術(テンコフカテーテル留置術)を行う。留置後はカテーテルの洗浄を数日間行い、その後500mlから透析液の貯留を始める。体格に合わせて1回1.5〜2lまで増加させる。その後、腹膜平衡試験(PET)を行い腹膜透過性の評価を行う。この結果には透過性の低い順にLow、Low Average、High Average、Highの4つがあるが、LowやHighといった腹膜の性質では腹膜による維持透析の管理が困難である可能性があり、長期間にわたる腹膜透析には被嚢性腹膜硬化症という合併症のリスクがあるため、4〜5年程度で血液透析に移行する必要がある。また、主要なトラブルとして腹膜やカテーテル挿入部への感染症があり、予防のために厳密な清潔操作を患者本人が行う必要があります。
<何の為に必要なの?>
腎臓は、そらまめの形をした、握りこぶし大、重さ150グラムほどの小さな臓器です。ちょうどおへその高さで、おなかの奥の背中側にはりついており、背骨をはさんで左右に1つずつ存在しています。
腎臓の働き
1.体内でできた老廃物を体外に排泄する。
2.体内の水分と塩分(電解質)を一定に保ち、血液を弱アルカリ性に保つ。
3.赤血球をつくるホルモンを分泌するほかに、血圧やカルシウムの調節ホルモンを制御したり、不要になったインスリンを分解します。
腎臓病を発症すると、こうした腎臓の働きが次第に低下して、体内の老廃物や、余分な水分を排泄できなくなり、体に尿毒素がたまって、いろいろな症状が現れてきます。そこで、腎臓の働きを補うために、透析療法が必要で適切な時期に透析を始めることで、体の負担も軽くなり、食事もしっかりとれて体調も良くなってきます。また透析開始後は、それまでの厳しい食事療法や水分制限が緩やかになります。
<制限がある>
【1】水分管理
透析患者にとって水分摂取は体重増加と密接な関係がFあります。即ち、基本的に水分摂取はそのまま適正体重(ドライウェイト)からの体重増加につながります。水分は単に飲水だけの問題ではありません。食物全体に水分があることを忘れてはなりません。調理に工夫したり、1日1回は乾燥食(パン等)にしたり、塩分を摂り過ぎないなどの注意が必要です。
水分を摂り過ぎると、高血圧やむくみ、咳が出る、息苦しくなる、胸が痛くなるなどが起こり、さらには心臓への負担が増して心不全や肺水腫等の合併症を引き起こすこともあります。透析中の除水量増加による血圧低下が起こりやすくなりますので、日常の水分管理には充分過ぎるくらいの注意が必要であり、 一般的に次の透析までの体重増加は、適正体重の3〜5%に収めるのが理想的と言われます。
次の透析までの体重増加は、大体中1日の場合で2.1Kg以下、中2日の場合で3.5Kg以下を目標としています。従って、この目標をなるべく超えないように透析毎の体重増加とにらめっこしながら日常の水分管理を行っていて、 一般的に透析患者の1日の飲水量は、1日の尿量プラス500〜600mlとされています。もちろんその人の体重・体質や尿の出具合等により個人差があることは言うまでもありません。基本的には1日500〜600mlということになりますが、実際はそれ以上飲水することもあり、季節や汗の出具合等によって調整すれば、ほとんど目標以内の体重増加に収まりますし、さらに透析中の血圧低下を極力防ぐため実際にはかなり余裕を残すようにしています。透析方法の変更(「HD」⇒「オフラインHDF」⇒「オンラインHDF」)や透析条件の変更(透析時間を全回3回とも5時間や血液流量<QB>のアップなど)に加え、適正に塩分管理・血糖管理を行っていれば、喉が渇きがなくなり、、長年透析をやれば自分がどれだけ飲んだら身体がキツくなるのが分かりますから自己管理がちゃんと出来れば飲む会などにも行けて楽しめます。
【2】食事管理
(1)摂取エネルギー
1日1,800〜2,000Kcal
生命活動に必要なカロリーは、当然のことながら毎日の食事によって補給されます。「糖質」「脂質」「たんぱく質」の3つは三大栄養素と言われますが、これらが食事 として身体の中に取り入れられ、代謝に必要な燃料となります。これら三大栄養素の1gが燃えるときに発生するエネルギーはおよそ、「糖質」4.1kcal、「脂質」9.5kcal、「たんぱく質」4.3kcalです。これをみると、「脂質」は「糖質」「たんぱく質」の2倍もエネルギーが高いことが分かります。それと、毎食時ごとの三大栄養素のエネルギー配分比率ですが、「糖質」55%、「脂質」25%、「たんぱく質」20%に近づけるようにしましょう。
尚、透析患者や非透析慢性腎不全患者(いずれも糖尿病を持っていても)のいわゆる基礎代謝量及び活動時消費エネルギー量は、健常者と差はないとされていますので、透析患者のエネルギー所要量は健常人と同様でよいと考えられます。そこで、この面から、各透析患者の年齢・性別・身体活動レベルを考慮した具体的エネルギーの所要量の目安を添付(クリック)しておきます。
(2)たんぱく質摂取量
1日70〜80g
たんぱく質は、健康な人なら誰でも体重1Kgあたり最低でも0.9gは摂らなければならないとされていますので、一般的に透析患者の場合は標準体重1Kgあたり0.9g〜1.2g(1.2gは週3回透析の場合)を目安にします。
たんぱく質が適正に摂れているかどうかの血液検査には、BUN・総蛋白・アルブミン等の他、蛋白異化率(「PCR」)という指標がありますので、ここでこの「PCR」についての説明をしておきましょう。
「PCR」は栄養状態の指標であり、単位は(g/kg/日)です。この数値の正確な計算には、透析終了時の尿素窒素(「BUN」)数値と次回透析前の尿素窒素(「BUN」)数値が必要で、連続する2回の透析で採血する必要があります。
(摂りすぎるとのどが渇き、水分・塩分の悪循環に陥るので厳守)
調味料は塩分が少ない減塩しょう油・減塩味噌・酢・マヨネーズ・ケチャップ等を少量使います。
尚、透析患者の透析前の血中ナトリウム値の正常値範囲の中央値(140mEq/l)を使用した大雑把な1日あたりの塩分摂取量(g)が計算しましょう。
栄養成分を付してある市販の食品の中には、塩分(食塩相当量)ではなく、ナトリウム表示となっているものが多いので、次に「塩分とナトリウム量の関係」を載せておきます。
●塩分(g)=ナトリウム(g)×2.54
ナトリウム表示がmgの場合はgに換算して計算します。ナトリウム1gは塩分2.54g、塩分1gはナトリウム0.39gとなります。1日に必要な塩分は成人でわずか1.3g(ナトリウムにして0.5g)と言われています。
(4)その他目標・留意点
1. カリウム摂取量
1日2,000mg
カリウムの多い生野菜・生の果物は原則として食べません。
どうしても食べたいときは、透析日の朝食にいずれも少量食べます。
しかし、野菜・果物は便秘予防のためにも毎日摂っていますが、必ず野菜は「煮る」「炒める」「ゆでる」とか調理して食べますし、果物は缶詰を利用しています。(缶詰のシロップはカリウムが溶け込んでいるので捨てます。)
それから、日本茶・コーヒーもカリウムが比較的多いので、原則飲みません。(絶対飲んではいけないというものではありません。)
透析患者の透析前血清カリウム値は、「5.5mEq/l」を超えてはいけないと日々看護師さんやドクターから指導されていると思います。一般的には1日のカリウム摂取量を2,000mg以下にするとこの値が守れると言われています。しかしながら、体重の重い患者と軽い患者では同じ2,000mgのカリウムを含む食品を食べても身体の大きさが異なるのですから、血清カリウム値は異なってきます。そこで、ある透析医療機関のドクターと栄養士さんが、血清カリウム値がいくつだと体重1kgあたり何グラムのカリウムを患者が摂っているかという研究をしてみたところ、大体6割の患者にあてはまる次の式が導き出されました。
<K=カリウム>
週はじめのカリウム値が「6.0mEq/l」であった体重50kgの患者の場合は、50×(12×6.0−26)=2,300mgのカリウムを1日あたり食べていたことになります。週はじめの血清カリウム値を「5.0mEq/l」にするには、2,300−50×(12×5.0−26)=600mgのカリウム量を減らさないといけないということになります。これはバナナ1.5本分に相当します。便の中に捨てられる分のカリウムが入っていませんから、最低でも600mg以上はカリウムを減らさなければなりません。
2. リン摂取量
1日たんぱく質(g)×15mg以下
リンはあらゆる食品中に含まれています。、特に肉・魚、乳製品等のたんぱく質の中に多く含まれていますので、これらの食品を摂り過ぎないように注意しています。血液中のリンが高くならないよう予防の意味を含め、食品中のリンの吸収を少なくする薬(「リンゴ酢カルシウム」「ホスレノール」)を毎食直後にそれぞれ1〜2錠適宜併用服用しています。充分な栄養を摂ろうとするとたんぱく質 を摂らなければなりませんし、たんぱく質を摂るとリンがそれにつれて高くなるというジレンマに陥りますので、あまり神経質にならず「リン吸着剤」に頼っている部分も少なからずあります。
3.カルシウム摂取量
カルシウム摂取については、特に意識して食事から目標摂取量を決めてはいません。カルシウムを含むリン吸着剤を服用しているからです。
など色々な制限がありますが、私の場合は火曜にカリウムやリンなど検査がありますので土曜日の夜から火曜日の透析が開始までは出来るだけ生野菜・果物・チョコもちろん飲みにも行きません。火曜日を過ぎれば気にしないで食べたり飲んだりして、あまりに気にして制限をすると透析自体がイヤになりますからちゃんと薬や自分で管理が出来れば苦痛に感じなくなり
それと私の場合は病院の環境が良かったと思います。
私が今通院してる病院は20年以上行っていますからスタッフの方とも仲良して悩みがある時や会社でイヤな事などがあっても看護師さん達に話してスッキリしています。
プライベートでも遊んだりLINEなどもやっています。環境も大切だと改めて思い辛い治療でもスタッフの方と話していたりワガママを言っても優しくしてくれます。
でも…時々スタッフの人達も私が患者って事も忘れる時もありますが(笑)
でも私は病気になってイヤな思いや悲しい気持ちになったりしましたがいろんな出会いがあり、人に対する気持ちを今通院している病院で習ったと思い病気だからって不幸って思うことはないと思い、病気になったから今株式会社カムラックに、入社をしてこんなワガママな私を優しく時に厳しいくして下さる賀村社長やスタッフ・メンバーに感謝をしています。
これからもご迷惑やご心配をおかけしますがよろしくお願い致します。
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