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活動の日々から、 障害者福祉について綴る

サビ管の冨塚です。

私は福岡市博多区で障がい者とともに、
生きやすい社会作りを目指す「カムラック」で
サービス管理責任者として働いている。

同社は障害者総合支援法に基づき、
障がい者の暮らしや働く夢を支える自立訓練・就労機会を提供する
障害者就労継続支援A型(雇用型)事業を行っている。

県庁前事業所の業務としては
アプリケーションソフトの動作テストや
デザインプログラム開発補助、
Webコーディング、
データベース作成など
見学に来られた方が驚くレベルの業務に携わり
社会で暮らす希望を示している。

その活動の日々から、
障害者福祉について綴ってみようと思う。


障がい者福祉の現状

本年5月にスタートした障害者就労継続支援事業、
カムラックラボ県庁前事業所には、「やりがい」を求めて
多くの方が見学に来られる。

障害を抱えた方が、医療の力を借り、
社会に関わろうとした時に、一般企業は敷居が高く感じている。

社会福祉施設はリアルな社会には程遠く、
将来の夢を描きたくても
未来とのつながりを失った現在に苦しんでいるのだ。



阪神大震災を経験して

私も阪神大震災後、東京で働いた20代半ばの時、
半年間、休職した経験がある。

阪神大震災後、
私のいた西宮市の事務所は倒壊した。

当時、大型コンピューターの管理を担当していた私は、
代わりに登場したWindows95によるITの波により
新しく出来たパソコン会社への出向のため東京に行くことになった。

ただ、東京に住んでから、5時付近になると37℃弱の発熱と偏頭痛という症状に。

いろんな病院を周っても、
原因が分からず、不安で眠れなくなった。


周りと自分の感情のギャップ

仕事の能率が落ち、上司に相談した時、
たまたま当時の産業医が精神科の医師だったこともあり、
精神疾患を疑うことで鬱病と診断され休職することになった。

最初は、休めたことで安心できたが、落ち着いて来たときに、
自分の将来に焦りを感じ始める。

それでも医師や生活支援センターのPSW(精神保健福祉士)は
「頑張らなくていいよ」と励ましている。

私の本意は「頑張りたいんだよ!」
という叫びにも似た思いだった。

幸い私は、本を読むことや知識を深めることはが好きで、
鬱病について勉強することで自分の心理傾向が分析できた。

パソコンについて勉強することで、仕事への自信をつけることができ、
社会との繋がりを作ることで、鬱を「治す」ことができたのだと思う。

このときの経験が今の就労支援という
福祉活動への力になっている。

福岡市 カムラックラボ県庁前事業所 サービス管理責任者 冨塚 康成


 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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