サビ管の冨塚です。
私は大学卒業後すぐに社会福祉の仕事に就いたのではありません。
卒業後は、全国展開していた
当時流通最大手の会社に就職しました。
ですが、その会社の経営が傾き、
退職することになりました。
退職をしてからは講師など短期の仕事を続けていました。
その中でやはり正社員として働きたい気持ちがありました。
たまたま母が特別養護老人ホームの寮母長をしていた関係で、
関連のグループホームで働くことになったのでした。
2009年2月の終わりに、
社会福祉の道に入ることができたのです。
なので就労支援事業からではなく
高齢者の介護から福祉の道はスタートしました。
福祉の仕事に関心を持つ
仕事にやりがいを求めていた私は、
感謝を直に聞ける仕事として、
ボランティアでパソコンの講師もしていたのです。
そして精神障害者施設での利用者との触れ合いで、
福祉の仕事に関心を持つようになりました。
ですが、1週間後には「誤った業種を選んでしまった」と悩みました。
利用者とのことで辞めようと思ったことは一度もありません。
ただ、福祉業界のリアルとの差に驚くとともに、
無力感に包まれたのです。
朝から夜まで自由とは程遠い生活。
食事一つも自分では選べません。
夕方には施錠され、個室に追いやられます。
高齢者もまた、自立が目標であるはずなのに、
自立とは程遠い、お遊戯の毎日。
そして、歩く時間もあまりない中で
身体機能は右下がりに落ちていくのです。
その姿を見ながら、虚しさがこみ上がる毎日でした。
社会福祉主事などの資格を取得し、障害者支援の道に進むことを決めました。
上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。