薬の副作用というリスクを背負いながらも、
日々を過ごしている障害者は多いです。
副作用によって、
「眠気」や「体重増加」などで苦しんでいる声もよく聞きます。
故意に薬を飲まない人もいますがその主な原因としては、
「副作用が怖くて飲めないことがある」
「薬の量や種類が多くて飲めない」
「効き目がないと思い、飲まない」
など副作用や多剤処方に疑問をもち、
薬に対しての不信感を抱いていることが考えられます。
しかし服薬管理で状態の安定を前提にしているため、
カウンセリングしたとしても効果が低くなります。
現に障害者の雇用に対して不安要素や不確定要素を抱いているため、
障害者の雇用に踏み切れないでいる企業は多数存在しています。
症状に対してどのように対応すればいいのでしょうか。(病状が悪化したときの対応含む)
症状への対応
障害者雇用を今まで行ったことのない企業は、
基本的に障害者に対する知識や理解は少ないです。
ですから、万が一精神障害者を雇用して一緒に働くようなことになっても、
普段は丁寧にできていた作業が雑になることがあります。
また指示も普段はうまく伝わってできているはずなのに
急に指示内容とは違っていたことをしていたりと、
指導している人も 3日、4 日続くと信頼を失っていきます。
確かに障害者への知識や理解があれば働いている方の表情や口調、
口数の少なさなどで様子を判断して、事前に適切な対応を施すことはできます。
しかし、障害者雇用について学びながら、
自分の仕事を並行して取り組もうと思えばかなりの労力を要してしまいます。
だから作業スキルが高くても、毎日休まずに会社へ通えることができ、
感情のコントロールができることの方が重要視されます。
つまり就職して信頼を得るためにも、
服薬管理を徹底して行えることは大切なことなのです。
服薬管理が出来るためには、
自身の抱えている病状や薬について十分理解しておく必要があります。
なぜなら
病状や薬の理解に欠けると、何のための服薬かがわからなくなり、
段々薬を飲まなくてもいいのでは?というような考えが芽生えてくるからです。
服薬を自ら止める・飲み忘れる等、本気で働きたいと思っている人は、
そのようなミスを犯してはなりません。
「薬の自己管理表を作り、意識して使うことで、服薬を習慣化させる。」
「毎日の体調をチェックすることで、自身の体調を客観的に捉える。」
ことで受診する際も自らの体調の状態について話し易くなり、
医師にとっても、状態を明確に把握するための判断材料になります。
上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。