就労支援事業所A型は、実際に仕事をしながら(On the Job)、業務訓練(Trainnig)をしていくとろことです。
よりリアルな状況の中で、学ぶべきスキル・知識を具体的に言葉や行動として示し、実践を繰り返すことで、個々の特性を活かした就労に繋がるのではないかと思っています。
働くうえで必要なのは、パソコンのスキルだけではありません。
周囲と良好な関係を築きながら円滑にやりとりをしたり、スムーズに仕事を進めるために計画立てしたり、自信をもって前向きに業務に取り組むなどといったソーシャルスキルが不可欠です。
つまり
「段取り力」「コミュニケーション力」「自尊心」の3つの
『働く力』が求められる状況で、業務を繰り返していく中でソフトスキルが得られるのです。
評価の際には、「全体的に良かったから、80点」といった感じの、ざっくりとしたものではありません。
「事前の準備ができていたか」
「チームの同僚と協力しながら取り組めたか」
「時間内に仕事が完了したか」
など、項目を分けていきます。
「失敗をさせず成功体験を積み重ねる形で自尊心の成長を促す」、やり方もあります。
確かに失敗を強く恐れるタイプもいるため、二次障害のリスクを考えると大きな失敗は避けられた方が無難ではあります。
しかし、社会に出れば全ての失敗を避けるのを続けるのは不可能です。
転ばないよう手を引いたり道にある石をどけたりするだけの支援では何一つ解決にはなりません。
受け身の取り方や怪我をしたときの対処法を教えてあげることが大切です。
「困った場面」どう振る舞うべきなのか、うまくいかず失敗してしまったときは、どう挽回すればよいのかまで指導をしていきます。
「同僚とコミュニケーションがとれたか」という課題ひとつにしても、発信を増やすことなのか、タイミングを選ぶことが目標なのか、一人一人によって異なります。
本人の要望も踏まえつつ個別の目標を「レベルアップ課題」として設定します。
例えば、「緊張が強く自分から発信できない」方には、第一段階として「職員に報告ができるようになる」ことを目標にします。
モニタリングの際には、出来た所があればそれを評価し、頑張ってほしいところを併せて伝えます。
それができたら「会議の場で発言をする」といったように、徐々にハードルを上げていきます。
社会に出れば全ての失敗を避け続けるのは不可能です。
「失敗をさせず成功体験を積み重ねる形で自尊心の成長を促す」という考え方もあります。
確かに失敗を強く恐れるタイプもいるため、二次障害のリスクを考えると大きな失敗は避けられた方が無難ではあります。
ですが、転ばないよう手を引き、道にある石をどけるという支援では本当の意味での解決になりません。
受け身の取り方や怪我への対処法を教えることこそが大切なのです。
ですから、「困った場面」で、どう振る舞うべきなのか、失敗してしまった時は、どう挽回すればよいのかまで指導をしていきます。
転んでも大けがはしないA型事業所の中で失敗体験を得ながら、スタッフにナビゲートをされつつ「自分で解決ができた!」という成功体験に繋げてもらうのです。
上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。