企業は何をするにでも理由がいる。
鉛筆一本買うのでさえ理由が必要だ。
逆を言えば理由さえあれば一億でも十億でも百億でも出す。
それが企業だ!!
これは私が2009年に東京から福岡へIターンし、福岡のIT企業に入社し、東京在住時にお世話になったお客様に営業をかけた時に言われた言葉だ。
カムちゃんにはお世話になったし仕事も出してあげたいけど、カムちゃんの会社にお願いする理由がないんよ…と。
確かにそうだ。
当時在籍した会社は他の同業との差別化はなく、むしろ弱いくらいだった。
このままでは価格勝負に持ち込むしかなく、業界全体で体力を削り合い、自滅の道を歩み続ける中にいる、まさにデススパイラルの典型的なモデルだった。
まぁそんな状況にならないよう、まだ体力があるうちに手を打つ上で当時社長は私を引き入れたのだが…
実はそのころから今のカムラックグループ構想が始まっている。
当時在籍していた福岡のIT企業が今の else if のイメージだ。
そして理由の部分がカムラックになる。
もちろん今独立しているのでお分かりのように当時の計画はその会社では実現しなかった。
尊敬する社長の死や組織変更、新事業所の開業からスピード閉鎖、etc。
その会社もいろいろ大変だった。
私は福岡事業所の閉鎖に伴いその会社を去るのだが、その際にその会社では実現できなかった計画を独立して実行することになる。
それがカムラックグループ構想だ。
そして開業2年後に素晴らしい仲間が増える。
現 else if の高森社長である。
私の取り組みに大変共感し一緒にこの事業を盛り上げましょうと言ってくれた。
高森さんはカムラックの中でお手伝いしてくれるつもりだったらしいが、私は高森さんに新会社を作ってくれとお願いした。
そう、そもそもこの事業をやるための中心になるはずだったポジションの会社である。
その会社はカムラックが軌道に乗ったら自分で作ろうと思っていたのだが、まだ数年かかると踏んでいた。
私自身スピードが足りない、世の中の流れに追いつけない。
これでは勢いに乗るタイミングを逃がすと焦っていた時期でもあった。
しかし高森さんの参入で一気に加速がついた。道が開けた。
そして翌年else if が誕生した。
私の予想は当たった。
私たちカムラックグループの取り組みには理由がある。社会の中で多くの企業と共存していけるモデルを小さいながらも作ることができた。
社会貢献と言うほど素晴らしいものでもないしカッコいいものでもない。
裏を返せばただ生きるために精一杯事業をしているだけだ。
ただ、結果としていろいろ残してきたものは大きかったようだ。
今日、else if が多くのプロジェクトを進めていくための増員準備で会社のレイアウト変更をしている。
私たちの取り組みに多くの方がご賛同いただきお仕事を発注していただける企業様が増えててきいる証拠だ。
少しは皆さんから選んでいただける理由を作ることができたのではないかと思う。
どんどん人が増えているelse if のオフィスを見ていたらこの文章が書きたくなった。
この8月で4期目に入ったelse if に感謝。
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