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6年前の今日 カムラックの就労継続支援サービスがスタートしました

新年、あけましておめでとうございます。
カムラックの賀村です。
本年もよろしくお願いします。
 
さて、1月6日はカムラックが就労継続支援A型事業のサービスを開始した日でございます。
ちょうど6年前の今日になります。
 
会社設立は平成25年の10月ですが、認可申請や準備期間がございましたのでサービス開始はこの日となりました。
 
ですのでカムラックはこの日からスタートしたと言っても過言ではありません。
 
スタッフや利用者との素晴らしい出会い、そしてその先の苦難、喜び、汗、涙。
いろんなことを良い意味悪い意味でも分かち合いました。

今は事業規模も大きくなり私自身の動きや利用者との接し方も変わってきておりますが、
この「さぁ、始まるぞ!」感を忘れず初心に立ち帰った朝でした。
 
(2014年1月6日の写真)
 
 
今年もいろいろと考えています。
 
今朝スタッフ宛に共有した内容はこれまでと基本ベースは変わりません。
箇条書きで共有しました。
・利用者の拡充
・利用者の出勤率の安定
・利用者の生活安定レベルの向上
・新規顧客開拓
・既存顧客の単価UP
・利用者の技術レベル向上
・スタッフの意識レベル向上
・経営者の意識レベル向上
新しいお仕事の話が多いのですが、一般企業への就職者が多く現在人材不足の状況です。
この状況については障害者就労支援事業者としては国(国民の皆様)から与えていただいたミッションを果たしていると言えますので成果を出して嬉しい話ではあるのですが、制度と実績のバランスを鑑みると結果を出せば出すほど経営が厳しくなる仕組みに少々困惑しております(^^;
 
また、人材が増えても安定した出勤率じゃなければなかなかその方にお仕事をお願いできません。
そいいう意味でも利用者の拡充と出勤率の安定は毎年の課題となっております。
ここはサービス管理責任者、生活支援員の腕にかかっております。
 
サービス管理責任者と生活支援員が利用者の皆さんを毎日健康な状態にサポートしていただいた上で職業指導員に委ねます。
 
職業指導員は通常の業務を回すのはもちろんのこと、その上で利用者の技術レベルの向上と既存顧客の単価UPに努めていただきます。
利用者の技術レベルが向上すれば自ずと顧客単価は上がります。
是非ここに力を注いでもらいたく。
もちろんソフトウェア開発グループ企業のelse if の協力や連携も必須です。
 
売り上げを上げるには大きく分けて既存顧客の単価UPと新規顧客開拓の二つです。
 
私はelse if や他の関連会社と力を合わせ、新規顧客開拓とカムラックブランドの向上と拡散・浸透に努めます。
 
この全てを満たすにはあらためて私を含めスタッフ全員の意識改革と向上が必須となります。
スタッフと協力し安定基盤を構築していく所存です。
昔ながらの企業は代わりのきくスタッフを作ろうとするかもしれませんが、あえて私は代わりのきかないスタッフで長く続けたいと考えています。
逆に代わりのきくスタッフにはならないで欲しいというメッセージも込めて。
属人化とは違う意味です。あの人カムラックに有り!! みたいなスタッフみんながカムラックの有名人になって欲しいです。
関連して昨年からスタッフも書籍を出版し個のブブランドをプロモーションしております。
 
 
是非お買い求めください!
 
 
 
さて、具体的な事業展開についてご報告します。
 
今月、呉服町にあるA型事業所を県庁前に、県庁前にある就労移行支援事業所を呉服町に移します。
これによりお仕事する場所を県庁前に集約し、ソフトウェア開発グループ企業、else if との連携強化を図ります。
 
 
呉服町に移動した就労移行支援事業所ホップ・ステップ・カムラック! は3月に就労継続支援B型との多機能型に移行します。
これにつきましては現在申請の準備をしております。
 
経緯といたしましては、就労継続支援A型事業でお客様から一括で受注する案件の仕事を細かく分けた際、高単価の業務もあれば最低賃金を下回る業務も発生しています。
これまではA型のみで全体的な売り上げからバランスを取っておりましたが、就労継続支援B型事業の申請をすることで、今後受注する仕事を効率的にA型案件・B型案件に振り分け、お互いの賃金・工賃の向上を目指します。
ITのお仕事を通じ、B型事業でも全国トップクラスの高工賃を目指したいと考えております。
 
もうひとつ理由があります。
地方都市での就労移行支援事業の難しさです。
圧倒的に受け入れ先が不足しています。
受け入れ先が不足しているということは就労移行支援事業のニーズが少ないということです。
昨年は利用者の確保に大変苦労した一年でした。
 
受け入れ先企業が圧倒的に多い中央に本部を置く就労移行支援事業所は国の税金(国から入る給付金)だけで上場できるくらいバブリーな状況ですが、地方となるとそれが真逆になります。
 
福岡でも多くの就労移行支援事業者が撤退及び規模縮小しています。
もっと都市部から離れると就労移行支援事業所がないところの方が圧倒的に多いです。
地方に行くほど働いてお金を稼げるA型やB型のニーズの方が高いのです。
実はそういった背景も含んでおります。
 
 
とはいえ、これにてカムラックグループでご提供できるサービスが、
 
・就労継続支援A型事業
・就労移行支援事業
・相談支援事業
 
に加え、就労継続支援B型事業がラインナップされます。
 
B型事業もサービスに入ることで、カムラックブランドにお問い合わせいただく障害者の方、そのご家族、ご関係者の方に幅広い選択肢とサービスをご提供できることになります。
ご期待ください!!
 
 
また、昨年末 else if が大分県廣瀬知事に大分への立地表明したことによりカムラックの大分進出も今年控えております。
ですがここは慎重に。
まずはelse if が大分での事業を軌道に乗せ、A型、もしくはB型との多機能の仕事が充分に確保できる状態にしての進出を考えております。
 
 
あわせまして年末年始にかけて放課後デイサービスの相談が駆け込んできました。
資格をお持ちの教育関連事業をされているお二方がカムラックブランドで放課後デイをやりたいと話を持ちかけていただいてます。
これはずっと前からやりたかったのですが置いてけぼりの部分でした。
 
設立から公開しているカムラック構想にも最初から放課後デイの表記があるんです。
是非やりたいんです。
これが実現すれば子どものうちから一気通貫で就職まで支援できるサービスがカムラック単体で提供できるからです。
具体的にはこれから本格検討及び計画に入りますが、今後の事業展開の楽しみのひとつです。
まぁこちらも慎重にですが。
 
 
 
以上、いろいろ書きましたが、カムラックグループが事業拡大するということはそれだけ障害をお持ちの方が社会に参加していくということ。納税者が増え国を支える側の人間が多くなるということです。
とはいえカムラック単体では頑張っても数百人の単位でしょう。
 
もっともっとカムラックを知ってもらい、仲間を増やし、本業を通じ社会課題解決に協力いただけるパートナーを増やし全国、いや、世界レベルでの活動になっていければと考えています。
 
もちろんカムラックグループで働く方は障害をお持ちの方だけが対象ではございません。
グループ企業のelse if には子育て中のお母さんプログラマーや定年退職された、または手前のベテランマネージャーやエンジニアの方がこの事業や想いに賛同しジョインしていただいています。
 
今年もカムラックグループは盛り沢山な一年になりそうです。
いろんな方が集まる会社にしていきたいです。
あらためまして2020のカムラックもよろしくお願いします。
 
2020年1月6日
 カムラックグループ代表 賀村 研
 
 
 
 
(カムラック イメージキャラクター 九州アイドルグループLinQリーダー、吉川千愛ちゃん)
 
 

 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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