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就労継続支援A型事業本来の在り方とは~

本日はカムラックに福岡の就労継続支援A事業者さんの集まりが20名程団体で見学に来られます。
 

就労継続支援事業者の基本報酬と加算はその事業所におけるお仕事による外部収入から得た利用者さんへのお給料や企業への就職実績から算定されます。

最高ポイントが170点以上なのですが、福岡のA型事業所でこの数字を出す事業所はカムラックしかないんじゃないかとこの度見学に来られる次第です。

この事業をしていてこの実績は嬉しいことではあるのですが、そこに葛藤もあります。
国からの評価と、多くの利用者さんのニーズには乖離があることです。

国は障害者の方にたくさん稼いでもらって社会に出て活躍してもらい納税者をどんどん増やしたいので、そういう事業所を評価し訓練等給付金も多くします。

一方、障害者の方全てが社会に出てどんどん活躍したい方ばかりかといえばそうではなく。
やっぱりしっかりと社会保障は受けつつ、自分のペースでやれる最低限の中で無理せず生きていきたいという方も多いです。

じゃあそういう利用者さんがカムラックを選ぶかといえば選びません。
のんびりゆっくり楽で楽しい事業所を選ばれるでしょう。

私もその気持ちはわかります。
そういう事業所もあっていいと思います。
しかしそれはA型でなのか?・・・

障害者は障害年金や生活保護という表のベーシックインカムの他に、就労継続支援という一般の方にはなかなか知られない隠れたベーシックインカムが存在しているのも事実。
全てが私達の税金で。

これは就労継続支援A型本来の在り方、納税者を増やし、社会で活躍する障害者を増やし、支えられる側から国を支える側にまわってほしいという目的からは大きくかけ離れています。

しかしながら少子化による人口減、増える高齢者、労働人口の減少、税収減の現代。
高度経済成長、人口増、増える税収時代にはよかったかもしれませんがこれまでの様な税金投下はありえない。
今後就労継続支援A型事業は本来の目的から離れた運営をしているところは成り立たなくなるし淘汰されるのももはや時間の問題。

この事業で最終的に残るのはカムラックスタイル。

ゆっくりのんびり成果は後回し型の運営スタイルは就労継続支援B型に踏襲されたりして就労継続支援A型ではもう無くなります。

もちろんカムラックの更なるサービス向上を目指しますが難しい社会問題です。
というか私達A型事業者も時代に沿って変化して進化していかねばですね。

話は戻しますが今日の見学はスタッフに対応いただきます。
留守中しっかり会社を支えてくれるスタッフに感謝です。
いつもありがとうございます。
感謝。
 

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