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カムラックらしい震災復興支援を振り返る

まだ記憶に新しい熊本の震災。
観光大国熊本の阿蘇は橋が落ち社会と分断された。

お客様の来なくなった地域の生産者は大都市に商品を売り込みに。
しかしどこからも聞かれる。
自社製品をきちんと紹介したWebページは無いのかと…

これは巨大観光地だったから必要なかったところもあった。
なぜなら自社と道の駅に卸すだけで月商数百万という牽引力を持っていたから。
 

話は変わり、震災の復興支援をカムラックとして何かできることはないかと当時模索していた。

現地へのボランティアは精神に障害を持つ社員の多いカムラックでは壮絶な現場をみて体調を崩しかねない。
就労継続支援A型事業所の全国平均賃金の2倍から3倍の給与水準を持ってはいるが、義援金を社員に強制はできない。

ここは短期的支援から中長期支援に考え方を改めた。
そして、私たちの得意な分野での支援に思考をシフトした。
IT技術を活用した支援を。

私はすぐに一般社団法人九州の食理事の株式会社ウィッシュ・ボーンの吉田社長と、コールセンターの雄、株式会社ICIの島田社長に連絡し、「九州げんき事務局」を立ち上げた。

地域の生産者の商品を吉田さんがプロデュースし、カムラックが通販サイトを作り、島田さんが問い合わせ受発注業務を行う。

これをイニシャルはすべてボランティアで行った。

商品は通常より高めに設定させてもらった。
生産者の十分な利益確保と多少の運用費用をいただくために。
そこはこの通販サイトに今回の目的と通常より高めに値段設定した理由を明確に記載して。

売れました。
多くの方に共感をいただき趣旨を理解して買っていただきました。

最後は売り上げから利益の一部を熊本県様に数十万円の義援金を贈呈することができました。

事業による社会課題解決の事例が生まれました。
こういう思考と実践で結果が出たことは私が事業による社会課題解決を進める上で大変貴重な経験となりました。

なにより、この事業を各専門の中小企業が集まりプロジェクトとして実行できたこと、生産者もお客様もカムラックの障害者メンバーも喜んでくれたことがなにより嬉しかったです。

感謝します。

※現在はプロジェクト終了しております。
 

 

 

 


 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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