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【相談専門支援員のブログ】発達特性に合った仕事について

向いている仕事について知りたいと思っている、発達障害の特性を持つ方も多いのではないでしょうか。

ASD(自閉スペクトラム症)

ASD(自閉スペクトラム症)はコミュニケーション能力、拘りが強いという課題はありますが、論理的思考力、パターン認識能力等の強みもあり、規則性のあるルーティンやルールのある仕事が向いているといえます。


ひとりで行える作業とも相性がよく、環境に配慮できれば、持っているスキルを発揮し活躍も可能です。また、細部への注意や優れた記憶力を持っていることがあるため、ルーティン業務に適性があります。逆にコミュニケーション能力が問われる顧客対応や販売業務や高度なストレス耐性が必要とする仕事は向かないと可能性があります。私見として以下のようなパソコンを使用した仕事に向いていると思われます。
・データ分析
・プログラミング
・検査
・研究
・翻訳
・データ入力

ADHD(注意欠如・多動症)

ADHD(注意欠陥・多動症)の方に向いている仕事は、タスク管理や一定のルーティンなどをあまり必要としない仕事が向いているといえます。新しい刺激や挑戦がある環境のほうがスキルを発揮しやすいためイベント企画のような仕事が合います。クリエイティブな仕事では、多動性や衝動性を活かして独創的なアイデアを生み出すことも可能です。


また、業務範囲を絞ることができれば、営業にも向いているかもしれません。逆に細かい作業や繰り返し作業が主体の仕事・マルチタスクな仕事は向かない傾向があります。サポートがありさえすれば、社長というポジションも合う気がします。

・営業
・クリエイティブな仕事
・イベント企画

LD(学習障がい)

LDの方に向いている仕事は、持っている特性がマイナスに作用しない仕事を見つけるということがポイントになります。高度な計算能力が求められる仕事・マニュアルや資料作成が多い仕事には向かない場合があります。

 

特性を知り強み弱みを理解する

特性を理解し強みと弱みを知ることで、向いている仕事がみえてきます。働いてみて初めて、向いている、向いていないという部分がみえてくるという側面もあります。障がい者就労継続支援は、そう言った場合に適しているサービスと言えます。
 

なので、就労継続支援事業所でうまくいかなかったことに落ち込みすぎることなく、自分の特性を知る為という側面も踏まえて利用し、自分に合う仕事を見つけていって欲しいと思います。


 


 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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