論理パズル 極楽への道 (回答編)

前回の投稿記事「論理パズル」の続き、回答編です。

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この問題は、論理パズルでは有名な問題ですが、結論を先に述べますと、答えを知らない人がいくら考えても、まず正解は出ません。

なぜなら、この問題だけを見て、論理に詳しい人がいくら考えても、論理的に答えを導き出すことはできないからです。

では、答えがないのか？というと、そうではなく、正解はあります。

正解はあるのですが、一流の論理学者が論理的に考えても、正解を論理的に導き出すことはできないということです。

では、なぜ、正解があるのかといえば、誰か天才が直感的にひらめいたのでしょう、そのようなことも聞いた覚えがあります。

グーグルで「論理パズル」「天国への道」でワード検索しますと、たくさん出てきますが、ウィキペディアのｒ「ロジックパズル」（http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB）を見ますと、同じ問題が掲載されています。

その中に模範解答が書かれており、一番の正解がありますので、それを参考にしますと、この問題の場合の正解は、「（どちらかの道を指して）『この道は極楽行きですか？』と、あなた（おじいさん）に尋ねたら、あなたは『はい』と答えますか？」となります。

この答えが一番の正解です。

しかし、この回答は、問題から論理的に導き出すことはできません。

あえて論理的な回答を示すならば、同じくグーグル検索で出ている「[PDF]論理パズル「天国への道」の解法と応用」（http://www.seto.nanzan-u.ac.jp/ise/gr-thesis/ms/2007/04mm014.pdf）のようになります。

ここでは、模範解答（正解）と論理的に導いた答えや解説などが書かれています。

模範解答は、前述と同様ですが、問題から論理的に導いた場合の答えも書かれています。

問題から論理的に導いた答えは、（ここでは天国と地獄・天使か悪魔というセッティングですので）「あなたが天使であり左が天国への道であるか、あなたが悪魔であり左が地獄への道であるか？」ですが、これを今回の問題形式に直すと、「あなた（おじいさん）が正直者であり左が極楽への道であるか、あなたが嘘つきであり左が地獄への道であるか？」という答えになります。

この答え（質問）は、2つの質問を「または（or）」でくっつけて1つの質問のようにしているだけで、正確には2つ質問していることになり、問題の正解とはなっていません。

つまり、この問題をいかに論理的に導いて回答を出そうとしても、正解には至らないということです。

ここら辺でまとめまして、今回の論理パズルの問題：「極楽への道」（「天国への道」と同じ）の正解は、「（どちらかの道を指して）『この道は極楽行きですか？』と、あなた（おじいさん）に尋ねたら、あなたは『はい』と答えますか？」ですが、この答えを知っていて、それが正しいことを証明することはできますが、問題だけを見て、それから正解を導くことは不可能ということになります。

ちなみに、この正解がなぜ正しいかは、解説すると長くなりますので、先のウィキペディアの「ロジックパズル」などを参考にされたり、ご自分でやってみて確認してください。

論理パズルは色々ありますので、皆様も試しにやってみられてはいかがでしょうか？

今回は、以上です。お疲れ様でした。

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