サビ管の冨塚です。
福祉で大切なことのひとつに言葉があります。
私の職種-サービス管理責任者-は、
メンバーの1年の計画を作成し、進捗管理を行います。
そして次の1年、ひいては、
それぞれの未来に繋げるために、
目標の未達の確認をすることが主たる仕事になります。
カムラックではメンバー募集の際、
面接の前に必ず見学・面談を挟むようにしています。
障害のある方にとって就活は、
よりストレスを溜めていく行為でもあります。
カムラックのメンバーになったにも関わらず、
スキルや障害の重さの問題で目標を達成することなく、
辞めていくことになれば、
その人にとっては「マイナスの経験」になってしまいます。
「時間かけ過ぎ」
と言われることもあります。
ですが、、人によってはカムラックのことだけでなく、
他の就労支援についても説明をします。
それは、その人にとって、
どういうルートを通ったとしても
目指すべきは、定年を迎える年に
「最良の選択をした」と思って欲しいからです。
入社が決まると、支援計画を作る為に、
その方の障害がどう就労に影響を与えているのか
また、その方の業務スキル・やりたい仕事などの情報を集めて
アセスメントという文書を作ります。
カムラックラボ県庁前事業所では、
アセスメントもメンバーに確認してもらい、
サインを頂いています。
そこに書かれていることが、
支援計画の目標を作る際の根拠となるからです。
また、支援計画書で目標を決めた後、
具体的にどう支援していくかの箇所は、
担当指導員に記入してもらっています。
よく
「夢が叶うなんて奇蹟みたいなもんだ」
などと言われます。
確かに努力しても夢が叶うとは限りません。
だからこそ、何の情報も無く、
何も分析せず、何の計画も立てず、何の管理も行わなければ、
叶う可能性が限りなく低くなることでしょう。
人が他者の気持ちを知ることも
また、難しいことです。
でも、少しでも理解するためには、
「言葉」というツールが必要になります。
言葉を紡ぎ続けた結果が関係を築くと思うのです。
だから、言葉のやり取りを軽く見てしまっては、
望む未来は得られないと思うのです。
サービス管理責任者という仕事は、
それぞれの思いや行動を言葉として残し、共有することで、
関わる皆の夢を少しでも叶えさせることではないかと思っています。
「言霊」があるとしたら、
マイナスに感じる言葉をを「光の射す方へ」向けることで、
人を励まし、勇気を与える事ができる。
それを信じ、私は仕事に励み、
このブログを書いています。
上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。