103万の壁
我々障害者就労継続支援A型事業所で考えたらどうだろう。
以前、前大分県知事の廣瀬さんと『障害者は短時間しか働けない』状況のことについて会話をした。
この、『障害者は短時間しか働けない』の解釈については大きく3つある。
1.当事者ご自身が短時間しか働けない
2.事業所の売上が無いから長時間働らいてもらうことができない
3.社会保険料を支払うことができない(会社&個人)
障害をお持ちの方でも長時間働ける、働きたい方は沢山います。
だけどほとんどの理由は2番と3番に起因しています。
そこに乗じてこれ以上働けば生活保護が減るみたいな訳分からない話しも出てきます。
要はこの社会課題は事業所努力と法律で何とかなるもんなんです。
確かに社会保険料は高い。
うちも毎月仕事の売上から利用者さんの保険料会社負担分を何百万も払ってます。
正直就労継続支援A型事業所に一般企業と同じ条件の社会保険負担は厳しいと思ってます。
これについては以前福岡で開催された一億総活躍地方創生全国大会にて当時の加藤一億総活躍大臣とのパネルディスカッションでも大臣に提言したことがあります。
せっかく障害をお持ちの利用者さん達が一生懸命働いた利益のほとんどが社会保険料に持って行かれている状況で当事者には届かない。
一般企業では当たり前かもしれないが、就労継続支援A型事業所では正直どこもほぼ無理でしょう。
その点も踏まえて国会では議論いただきたい。
これが緩和されたらうちはもっともっとスタッフと利用者に給料出せます。
断言します。
政治家の皆様、是非ご一読を。
以上、現場の生の声でした。
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